クラウドPBXは、インターネット上にシステムを構築するため、スマホの内線化、転送サービス、Web電話帳など、さまざまな機能が便利に使えるメリットがあります。
業務の最適化を図るのに適していると言えるのではないでしょうか。
しかし、音声品質は、従来のPBXと比較すると、問題があるという声も。
ここでは、音声品質が低下する可能性がある要因をいくつかあげていきます。
対策しておけば、上手に利用できますので、実践してみてください。
セキュリティ対策が甘い
インターネット上にシステムを構築する場合、セキュリティ対策をしっかり行うのが基本です。
しかし、メーカーによって、しっかり行うの基準が異なるので、甘くなってしまう可能性があります。
システムに負荷がかかり、音質にも影響が出てしまうことが多いです。
利用している際、音声品質が低下していると感じたら、セキュリティ面を見直してみましょう。
改善することで、音声品質がアップすれば、セキュリティ対策が甘いのが、要因ということになります。
スマホとアプリの相性が悪い可能性も
クラウドPBXを導入し、スマホで内線通話をする場合。アプリをインストールして利用することになります。
しかし、OSのアップデートにアプリが追い付いていないことも。
この場合、アプリ内で不具合が起こり、音声品質が低下していることが考えられます。
アプリが、OSのアップデートに追いつけば改善されるのですが、時間がかかることもあるでしょう。
スマホの機種変更をするなど、対処法はいくつかありますので、都合の良い方法で対応するのがベストです。
安過ぎる料金なら乗り換えの必要もあり?
クラウドPBXを導入する理由は、スマホの内線化の他に、コスト削減もあるでしょう。
複数のメーカーを比較して、大幅に安い場合、すぐ決めて契約してしまうものです。
しかし、安過ぎるには裏があり、システムのスペックが低い可能性大。
その影響で、音声品質にも影響することがあるので、安過ぎる料金には注意しなければいけません。
この場合、他のメーカーに乗り換えた方がいいでしょう。

この記事の監修者
五十嵐 亮(イガラシ リョウ)
IPTPC認定技術者資格、電気通信主任技術者
経歴
NTT西日本の法人回線営業にてトップの成績を残し転職。現在はIT企業にて
起業開業支援コンサルティングを行っている。