事業用、仕事用、ネットショップ用の電話番号を欲しいと考えている方も多いのではないでしょうか。
取得する際のコストは、出来る限り抑えたいところでしょう。
クラウドPBXを導入する方法が、コスト削減に最適な方法になります。
インターネット上にサーバを置く形になるので、初期費用、運用コストなどが安いです。
しかし、注意したい点もあるので、把握してから電話番号を取得する必要があります。
ポイントをいくつか挙げていきますので、参考にしていただけたら幸いです。
音声品質の問題
クラウドPBXは、インターネット回線による通話になります。
その影響で、通信が混雑すると繋がりにくくなり、音声品質の低下のリスクも。
大人数になるほど、リスクが高まり、利用するのに不便になってしまう可能性があります。
業者によって変わってくる部分もあるので、どのぐらいの人数が利用できるのかを確認することが大切です。
条件に該当していたら、クラウドPBXを導入して、固定電話番号を取得するといいでしょう。
自動応答や転送サービスの問題
クラウドPBXを導入し、電話番号を取得すると、自動応答や転送サービスが使えるようになります。
しかし、業者によって、品質面で問題が発生する可能性も。
自動応答が途切れる、転送するときの音声品質の低下などが挙げられます。
料金設定が安過ぎる業者には注意が必要かもしれません。
コストを抑えたいという気持ちが強くなっているときほど危ないので、相場より少し安い程度の業者を選ぶようにしましょう。
携帯電話番号と間違えられる?
クラウドPBXを導入し、電話番号を取得すると、050番号になるのが基本です。
オフィスを移転するときに変更する必要がないメリットがあります。
しかし、番号の並びが携帯電話番号に近いため、お客様によっては、勘違いしてしまうことも。
携帯電話番号なので、あまり信用できないと思われてしまうかもしれません。
お客様とのコミニケーションの中で、固定電話番号だと意識してもらえるようにすると効果的です。

この記事の監修者
五十嵐 亮(イガラシ リョウ)
IPTPC認定技術者資格、電気通信主任技術者
経歴
NTT西日本の法人回線営業にてトップの成績を残し転職。現在はIT企業にて
起業開業支援コンサルティングを行っている。